
「基礎力が大切」「いま基礎力を身に着けておけば安心」とよく言われますよね。
この基礎力の正体って一体何なんでしょうか?
春休みは「基礎力を身につける」ことが目標です。「基礎力を身につける」前に一度「基礎力」について考えてみましょう。
一言で言うと「基礎力=自分がいる位置の常識」です。
自分がいる位置ってなんだ?と思う人はこう考えてるとわかりやすいかもしれません。
自分が「小学生なのか、中学生なのか、高校生なのか」です。
それぞれ教科書に書いてある内容が違いますよね。小学生の教科書に高校生の内容が書いているはずがありません。算数の教科書に「置換積分法(高校で習う計算法です。計算のことでお伝えしたいことがあります。後ほど・・・)」の説明が書いてあったらびっくりですよ。
ここでは教科書の内容を理解すること=基礎力と考えます。
もう一つ、「受験」から見た基礎力は・・・
受験といえば過去問です。過去に出題された問題を分析して解けるようにする。英語で例えると「自由英作文」が出るなら「自由英作文を書ける」ように練習する。「条件英作文」が出るなら「条件英作文を書ける」ように練習する。
志望校によって「出題される問題」が違います。ゴールが違うので、それぞれの最終目標にあった基礎力を身につける必要があります。
志望校が求めている力=基礎力と考えます。
このように「基礎力」とは、本人の立ち位置で変わるものなんです。
当然すべての人に同じ「基礎力」が当てはまるものではありません。普段の勉強の基礎力、受験のための基礎力、志望校合格のための基礎力など勉強している人の立場で変わるのが「基礎力」です。
自分が求めている「基礎力」とは何なのか
をもう一度考えてみましょう。「基礎力を間違えてとらえると」残念ながらこうなります・・・
「毎日毎日勉強して基礎力をバッチリ鍛えているのに・・・毎回毎回試験の点数が上がらない。今日も明日もあさってもお父さんとお母さんに怒られるのか・・・」
こういうことになって、テストのたびに焦っている人は、目指しているゴールから基礎力をもう一度考えるとスッキリします!
「基礎力」の中身を修正することで間違いなく成績は上がります。
「基礎力」とは自分が今いる位置での常識なんです。同じフィールドに立っている人なら全員知っていること。
これが「基礎力」の正体です。
みなさんにとっての「基礎力」とは何でしょうか?